車種編の見方 一般事項
  1. 修理作業の説明範囲
    1. 本書は、SAE規格であるJ2008に基づいて作成している。
    2. 修理作業は大別すると「診断」、「脱着、交換、分解・組み付けおよび点検・調整作業」および「完成検査」の3工程に区分することができる。
    3. 本書は第1工程の「診断」(「トラブルシューティング」セクションに掲載)および第2工程の「脱着、交換、分解・組み付けおよび点検・調整作業」について説明したものであり、第3工程の「完成検査」については説明を省略した。
    4. 本書では次の要素作業の記載を省略しているが、実作業においては実施する。
      1. ジャッキ作業およびリフト作業。
      2. 必要に応じて行う取りはずし部品の清掃、洗浄。
      3. 目視による点検。
  2. 準備品
    1. 作業前に準備するものとして、SST、工具、計器および油脂・その他があり、それらを準備品一覧セクションとして一覧記載した。ただし、準備品のうち、トヨタツールスタンド、ジャッキ、リジッドラックなど一般整備工場に常備されていると思われる準備品については掲載を省略した。
  3. 作業手順
    1. 構成図は、必要に応じ各セクションまたはタイトルごとに掲載した。
    2. 構成図は、図中に再使用不可部品、グリース塗布箇所、プレコートボルトおよび締め付けトルクを明記した。

    3. 締め付けトルク、油脂塗布箇所、再使用不可部品は、手順の要点として記載した。
    4. ■ 注 意 ■
      上記の項目をイラストのみで示すことができる場合、要領を記載した構成図を掲載した。その場合はイラスト内にトルク、油脂等の情報も全て記載した。

    5. 作業項目の取り付け手順は、取りはずしの逆の手順で行い要領がある場合のみ記載した。
    6. 手順は要領のある項目のみを記載し、イラストにて作業部位および作業内容を掲載し、説明文では細部にわたる作業方法、基準値および注意などを掲載した。
    7. イラストは類似車種等と共有している場合がある。その為、細部で実車と異なる場合がある。

  4. 整備基準値の見方
    1. 基準値および限度は本文中で太字で記載してある。
  5. 用語の定義
  6. 基準値
    点検、調整時の許容範囲を掲載した。
    警告
    作業者や他の人に障害を及ぼす恐れのある事項、および記載事項を守らないと障害や事故につながる恐れがある事項を掲載した。
    注意
    記載事項を守らないと車両や構成部品が損傷するため、行ってはいけない事項および作業要領で、特に注意すべき事項を掲載した。
    参考
    作業を容易にするための補足説明を、説明文から分離して掲載した。
  7. SI単位について
    1. 本書で使用している単位は最初にSI単位(国際単位系)、次にメートル法で表記されている。
    2. 基準値
      T=28N・m{286kgf・cm}